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2009年7月29日

黒い罠

Touch of Evil
1958年/アメリカ
監督:オーソン・ウェルズ
出演:チャールトン・ヘストン ジャネット・リー オーソン・ウェルズ 
エイキム・タミロフ ジョセフ・カレイア マレーネ・ディートリッヒ

何度も見てる作品だが、それにしてもなんとまあ、カッコイイ映画だろう。確かに中盤でやや中だるみするのだけど、冒頭とラストのスタイリッシュな撮影と演出、そしてウェルズの怪演を見てると、そんな瑣末なことはどうでもよくなってくる。俯瞰とアオリを適確に交差させた映像の迫力、もうこれはラッセル・メティのカメラとウェルズの演出(そして編集もとても良い仕事をしている)の賜物だ。そして忘れてならないのはグランディを演じたエイキム・タミロフ、メキシカンバーの女主人役のディートリッヒだろう。端役をこんな人たちで固めることができるんだから、アメリカ映画は反則だw

定期的に見たくなる、フィルム・ノワールの傑作。

★★★★★★★★★☆

2009年4月25日

上海から来た女

The Lady from Shanghai
1947年/アメリカ
監督:オーソン・ウェルズ
出演:オーソン・ウェルズ リタ・ヘイワース エヴェレット・スローン 
テッド・デ・コルシア グレン・アンダース

破壊的とも言えるストーリーの進め方。ここまで端折って大丈夫か?と余計な心配すらしてしまうが、殺人事件のくだりからはいっそう判りにくくなっている。聞くと、制作会社の指示で1時間くらいカットされたらしい。道理で。

でも、そんなこと関係なく楽しめてしまう。なんといっても、登場人物たちのキャラクタライズが完璧だ。この頃が美貌のピークと思われるリタ・ヘイワースの素晴らしさはもちろんだが、だらだら汗を掻きながら捲くし立てるグリスビーと、足の不自由な弁護士バクスターの描き方がとても丁寧。

有名なラスト、遊園地のミラールームのシーンはやっぱりすごい。これはいったいどうやって撮影したのか。

★★★★★★★☆☆☆