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Eyes Wide Shut1999年/アメリカ
監督:スタンリー・キューブリック
出演:トム・クルーズ ニコール・キッドマン シドニー・ポラック マリー・リチャードソン トッド・フィールド劇場公開時以来、10年ぶりに見直した。やはりキューブリックの遺作に相応しい傑作です。パーティに招待され、アリスが老紳士と踊るシーンの濃密な空間設計から、もう片時も画面から目が離せなくなる。屋敷での仮面乱交会のシーンを始めとした、全編に漂うミステリアスな雰囲気もさることながら、とにかく美術とセットが素晴らしい。特にニューヨークの街角のシーンはなんと全てスタジオセット! このお金の使い方は、日本映画には絶対にマネできないと思う。ニコール・キッドマンの奇跡的な美しさ。★★★★★★★★★☆
2001: A Space Odyssey1968年/アメリカ=イギリス監督:スタンリー・キューブリック 出演:キア・デュリア ゲイリー・ロックウッド ウィリアム・シルヴェスター ダニエル・リクター レナード・ロシター マーガレット・タイザック
CSのシネフィル・イマジカでキューブリック特集やってますね。で、何年ぶりかで見直してみた。
まあ公開から40年間、あらゆるところで語られ尽くしてるので、今さらどうこう言っても仕方ないんですが・・・ ひとことで言うと「ヘンな監督が撮ったヘンな映画」。どうにも狂おしい珍品であることは確かだが、果たして世代を超えた歴史的名作という評価に結びつくものなのか。いや、悪い映画と言ってるわけじゃないんだけどね。光り輝くスターゲイトや宇宙船の造形、モノリスの異様さなんかも語るに絶好の符牒だから、映画ファンを牽き付けるのは当然でしょう。
この映画のキモは、最新鋭の完全無欠コンピュータHAL9000をめぐるサスペンスにあると思う。HALの故障を疑うボーマンとフランクがポッド(余談だが、ガンダムの連邦軍MS"ボール"はこのポッドを拝借したに違いない)の中で密談。HALが読唇術を駆使してそれを見破るシーンは素晴らしい。
ラストの白い部屋での一連の雰囲気は完全に怪奇映画だなw それが後の『シャイニング』に連なってくるわけか。
★★★★★★★☆☆☆