2001: A Space Odyssey
1968年/アメリカ=イギリス
監督:スタンリー・キューブリック
出演:キア・デュリア ゲイリー・ロックウッド ウィリアム・シルヴェスター ダニエル・リクター レナード・ロシター マーガレット・タイザック
CSのシネフィル・イマジカでキューブリック特集やってますね。で、何年ぶりかで見直してみた。
まあ公開から40年間、あらゆるところで語られ尽くしてるので、今さらどうこう言っても仕方ないんですが・・・ ひとことで言うと「ヘンな監督が撮ったヘンな映画」。
どうにも狂おしい珍品であることは確かだが、果たして世代を超えた歴史的名作という評価に結びつくものなのか。いや、悪い映画と言ってるわけじゃないんだけどね。光り輝くスターゲイトや宇宙船の造形、モノリスの異様さなんかも語るに絶好の符牒だから、映画ファンを牽き付けるのは当然でしょう。
この映画のキモは、最新鋭の完全無欠コンピュータHAL9000をめぐるサスペンスにあると思う。HALの故障を疑うボーマンとフランクがポッド(余談だが、ガンダムの連邦軍MS"ボール"はこのポッドを拝借したに違いない)の中で密談。HALが読唇術を駆使してそれを見破るシーンは素晴らしい。
ラストの白い部屋での一連の雰囲気は完全に怪奇映画だなw それが後の『シャイニング』に連なってくるわけか。
★★★★★★★☆☆☆
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