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2009年10月1日

ヘルボーイ

Hellboy
2004年/アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン セルマ・ブレア ルパート・エヴァンス 
ジョン・ハート カレル・ローデン ジェフリー・タンバー

お話は単純で、ヘルボーイ(=ロン・パールマン)のキャラもいい感じに決まっている。後半はお仕着せの展開&アクションでやや辟易するが、前半のゴシックセンスはなかなか良かった。しかし、この尺の長さはどうにかならんのかね。最近のアメリカ映画はこういうモンだと思って諦めるしかないのか?

ヘルボーイ自身より半魚人のキャラクターのほうが好きなのだが、あまり活躍の場がなく残念。セルマ・ブレアはセキゾチックな魅力に溢れたイイ女。そして何より、クロエネンの邪悪さが最高ですね。セリフが一切なく、両腕ギミック付きのナイフで敵(映画的には味方)を一網打尽! マスクを取った素顔は瞼と唇がなく、血も粉末状になっているという設定。こういうウォーズマン(キン肉マンに出てくる超人です。知らんか?)みたいなキャラは大好き。個人的には、パールマンのヘルボーイより、周囲のキャラクターのほうが目立ってました。

★★★★★★☆☆☆☆

2009年6月21日

パンズ・ラビリンス

El Laberinto del Fauno
2006年/スペイン=メキシコ
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:セルジ・ロペス イバナ・バケロ マルベル・ベルドゥ 
ダグ・ジョーンズ アレックス・アングロ アリアドナ・ヒル

場面場面のリンケージに、ちょっとハッとさせられるところがある。例えば、オフィリアが腐った大樹の中を貼って進むカメラの横移動に、レジスタンスを追って馬で丘陵を進む大尉ら一団の横移動を繋げたり。こういう、何気ない画面の繋ぎ方が好きだ。やはりデル・トロは確かな演出力を持った人だと思う。薄暗い迷路の中を進んでいく場面でのライティングの適度な感じも、見ててとても心地よい。照明担当はいい仕事をしている。

眼球が手の平にある怪物のグロテスクさが凄まじい。オフィリアが禁断のブドウを食べてしまい、その怪物に追われる場面の迫力! 大尉がナイフで切られた口を自分で縫い、痛み止めのために酒を飲むも縫った後から酒が染み出してしまうところとか、でかい虫が少女の腕を這うところとか、デル・トロお得意のイヤ~な感じもよく出ています。

傑作でしょう。

★★★★★★★★☆☆