El Laberinto del Fauno
2006年/スペイン=メキシコ
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:セルジ・ロペス イバナ・バケロ マルベル・ベルドゥ ダグ・ジョーンズ アレックス・アングロ アリアドナ・ヒル
場面場面のリンケージに、ちょっとハッとさせられるところがある。例えば、オフィリアが腐った大樹の中を貼って進むカメラの横移動に、レジスタンスを追って馬で丘陵を進む大尉ら一団の横移動を繋げたり。こういう、何気ない画面の繋ぎ方が好きだ。やはりデル・トロは確かな演出力を持った人だと思う。薄暗い迷路の中を進んでいく場面でのライティングの適度な感じも、見ててとても心地よい。照明担当はいい仕事をしている。
眼球が手の平にある怪物のグロテスクさが凄まじい。オフィリアが禁断のブドウを食べてしまい、その怪物に追われる場面の迫力! 大尉がナイフで切られた口を自分で縫い、痛み止めのために酒を飲むも縫った後から酒が染み出してしまうところとか、でかい虫が少女の腕を這うところとか、デル・トロお得意のイヤ~な感じもよく出ています。
傑作でしょう。
★★★★★★★★☆☆
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