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2009年11月17日

月蒼くして

The Moon is Blue
1953年/アメリカ
監督:オットー・プレミンジャー
出演:ウィリアム・ホールデン マギー・マクナマラ ドーン・アダムス デヴィッド・ニーヴン トム・テューリー

プレミンジャーの人物配置や編集のうまさ。ホールデンのアパート内だけでほとんど物語は進むのだが、ぜんぜん飽きさせないのはさすがだ。マクナマラやデヴィッド・ニーヴンのキャラクターもなかなか面白い。

しかし、ドーン・アダムスがただのアホ女にしか見えず、もう少しストーリーに絡ませてほしかった。まあ、そこまでやっちゃうと110分程度になってしまうだろうし、プレミンジャーにしてはコンパクトにまとまったこのくらいの尺でイイのかもしれない。

★★★★★☆☆☆☆☆

2009年10月25日

野望の系列

Advise and Consent
1961年/アメリカ
監督:オットー・プレミンジャー
出演:ヘンリー・フォンダ チャールズ・ロートン ウォルター・ピジョン ピーター・ローフォード バージェス・メレディス ジーン・ティアニー ドン・マレー

前半と後半で主役が代わる画期的な映画なのだが、その後半の主役も喉を掻き切って自殺し、終盤は主役不在の状態にw ラストシーン含めちょっと演出が散漫で、決してデキのいい映画ではないと思う。

それにしても当時のハリウッドベテラン俳優を豪華に配している。特に、チャールズ・ロートンの佇まいが素晴らしい。が、ヘンリー・フォンダの出番が思いのほか少なかったのが残念だ。赤狩りやホモセクシュアルを絡ませての描き方など、プレミンジャーの才覚が窺えてなかなか面白い。

★★★★★☆☆☆☆☆

2009年10月23日

聖女ジャンヌ・ダーク

Saint Joan
1957年/アメリカ=イギリス
監督:オットー・プレミンジャー
出演:ジーン・セバーグ リチャード・ウィドマーク リチャード・トッド アントン・ウォルブルッグ ジョン・ギールグッド

全体的に科白に頼った作りの映画で、どうもこういうのは好きになれん。宗教色が濃いのも苦手で・・・。歴史には忠実に作ってあるんだろうけどね。こういう映画には不可欠な映画的スペクタクルもあまり感じさせず、日本劇場未公開も納得の凡作。

ジャンヌ・ダルクものは、ドライエルのサイレント期の傑作『裁かるゝジャンヌ』が金字塔として聳え立っているだけに、トーキー以降の作品はなかなか厳しい局面に置かれることも事実。

★★★☆☆☆☆☆☆☆