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2009年8月5日

トラッシュ

Trash
1970年/アメリカ
監督:ポール・モリセイ
出演:ジョー・ダレッサンドロ ホリー・ウッドローン ジェリー・ミラー

シャブ中でインポのイケメン野郎と、それを取り巻くこれまたシャブ中でセックス中毒のクズ女どもとの、くだらないやり取りが110分間延々と画面に映し出される。

アンディ・ウォーホル製作+ポール・モリセイ監督のコラボとしては後の傑作『処女の生血』が挙げられるが、この映画は正直しんどい。本当にトラッシュ(クズ)みたいな人間しか出てこないし、クズどものクズのような生活を見せられ、クズのような会話を聞かされるほうはたまらない。カメラの使い方や編集も、学生自主映画のノリに近い。

確かにモリセイも演出家としては駆け出しだったのだろうけど・・・。

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

2009年6月15日

処女の生血

Blood for Dracula
1974年/フランス=イタリア=アメリカ
監督:ポール・モリセイ
出演:ウド・キアー ジョー・ダレッサンドロ ヴィットリオ・デ・シーカ 
アルノ・ジュエギング ステファニア・カシーニ ドミニク・ダレル

傑作。

とにかくウド・キアーに尽きるわけだが、処女じゃない女の血を吸ってゲーゲー吐きまくる場面の、強烈にダークなアクションと悲哀の表現。ここでは無意味にカットを割らないモリセイの演出も冴え渡っている。

演出といえば、ウド・キアー演じるドラキュラは終始、痩せこけて顔が青白い不健康そうなただのオッサン的な佇まいなのだが、鏡にその姿が映らないシーンがあり、そこで我々はドラキュラが死者であることを再確認=再発見する。血が足りないため移動がずっと車椅子(笑)であろうと、「もう死にたい」と弱音を吐こうと(つーかあんた死んでるだろw)、やはり死者は怖い。

ラストは泣ける。泣けない奴はどうかしてる。

★★★★★★★★☆☆