2009年1月28日

チャイニーズ・ブッキーを殺した男

The Killing of a Chinese Bookie
1976年/アメリカ
監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ベン・ギャザラ ティモシー・アゴリア・ケリー シーモア・カッセル 
アジジ・ジョハリ メーダ・ロバーツ アリス・フリードランド

予定調和的なカット割りを排した編集や、意表を突くクローズアップ、 (一見すると)いい加減なフレーミングは、カサヴェテスの真骨頂ですね。

それにしても、話はよくわからない。第一、借金のカタとはいえ、なんで中国マフィアのボス暗殺をストリップバーのオーナーに依頼するのか。風呂場での暗殺シーン、ギャザラが一発打ったあとに聞こえる銃声は?

まぁベン・ギャザラの佇まいを観てるうちに、話の筋なんてどうでもよくなってくるんですけどね。それだけこの人物造型は見事というしかない。こんなフィルム・ノワールはカサヴェテスにしか撮れないでしょう。

★★★★★★★☆☆☆

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