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2009年11月28日

フューリー

The Fury
1978年/アメリカ
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:カーク・ダグラス ジョン・カサヴェテス エイミー・アーヴィング チャールズ・ダーニング キャリー・スノッドグレス アンドリュー・スティーヴンス

ドラマの最後の最後にジョン・カサヴェテスが内臓を撒き散らして木っ端微塵に爆発する。そのシーンだけのために119分が消費される映画と言っても言いすぎではないが、肉体の爆発場面をあらゆる角度から何度も何度も見せるこの描写はとにかく凄まじい。特殊メイク担当のリック・ベイカーはとてもいい仕事をしている。

映画全体で言うと、中盤でちょっと中だるみする。この流れなら90分で収めなきゃイカンでしょうな。しかしまあ、デ・パルマにしてはサスペンスの盛り上げ方もそんなに悪くないと思う。ロビンが屋根から落下して死ぬ場面なんかは「お前さっき浮いてたじゃんかwww」と突っ込みたくもなるが、許せる範囲。

★★★★★★☆☆☆☆

2009年7月20日

ミッション・トゥ・マーズ

Mission to Mars
2000年/アメリカ
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ゲイリー・シニーズ ティム・ロビンス ドン・チードル 
コニー・ニールセン ジェリー・オコンネル

デ・パルマはあんま好きじゃないんだが、ゲイリー・シニーズはお気に入りの俳優なので見てみた。が、シニーズの魅力がフルに発揮されているとはお世辞にも言いがたい。やはりこの人は悪役で真価を発揮する。

宇宙船に亀裂が入り中の空気がどんどん失われていくサスペンス場面も、非常事態なのにアホ夫婦がキスしてるもんだから、緊張感が全くない。無重力状態でのダンスシーンなんかは、目を覆いたくなる不感症的演出。こういうことをやるからデ・パルマは馬鹿にされるのだ。

火星人から発せられる音をチードルがひとりで解析してDNAの二重螺旋構造まで行き着くのも、さすがご都合主義にも程があるだろう。まあこれは演出家の責任ではないけど。雇われ仕事だろうしね。オープニングの長回しとか、シニーズの背後にチードルが立っている演出とか(ダリオ・アルジェントの『シャドー』って映画で同じような場面があったな)作家の個性の主張みたいなもんはかろうじて伝わってくる。

★★★☆☆☆☆☆☆☆