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1961年/新東宝
監督:石井輝男
出演:吉田輝雄 三原葉子 三条魔子 池内淳子 細川俊夫 沖竜次須藤登のカメラワークがすばらしい。特にラスト、椅子に縛り付けられた吉田輝雄と三原葉子が脱出する一連のシークエンスの編集とカメラは見事だ。しかし、石井輝男は本当にセンスがいい。ほぼ全編に渡ってロケ撮影なのだが、低予算を逆手にとり、これが見事に当時の銀座~有楽町の様子を映し出している。日本のヌーヴェル・ヴァーグ?みたいなもんかな。脚本も石井輝男の手によるもので、プロットの破綻はいかんともし難いが、そんなこと全然関係なく映画を楽しめてしまうのは演出家のウデだ。★★★★★★☆☆☆☆
1960年/新東宝
監督:石井輝男
出演:吉田輝雄 三原葉子 万里昌代 天地茂 星輝美新東宝末期のキワモノアクション。陳腐なストーリーと、主役吉田輝雄の素人くさいセリフ回し、突っ込みどころ満載の展開だが、う~ん・・・面白い。なんでだろ。それはやっぱり、映画全体がとてもスピーディなのが大きいと思う。余計なカットをすべて剥ぎ取り77分というコンパクトさ。渡辺宙明のジャズっぽい音楽も映画のノリに寄与している。デカパイの三原葉子がすばらしくカワイイのだが、彼女がバーでチンピラの下っ端と「悪魔のキーッス」を踊る場面の、見事なチープさ(笑) ラストで岩の上からライフルぶっ放すんだが、登場しても一瞬誰だかわかんないのは、石井輝男演出の妙。タランティーノの『パルプ・フィクション』や『デス・プルーフ』は、新東宝のこのへんの映画に影響受けてるのが明白ですね。まぁ彼の映画オタクっぷりは今さら触れるまでもないんだけど。★★★★★★☆☆☆☆