2009年4月20日

女体渦巻島

1960年/新東宝
監督:石井輝男
出演:吉田輝雄 三原葉子 万里昌代 天地茂 星輝美


新東宝末期のキワモノアクション。陳腐なストーリーと、主役吉田輝雄の素人くさいセリフ回し、突っ込みどころ満載の展開だが、う~ん・・・面白い。なんでだろ。

それはやっぱり、映画全体がとてもスピーディなのが大きいと思う。余計なカットをすべて剥ぎ取り77分というコンパクトさ。渡辺宙明のジャズっぽい音楽も映画のノリに寄与している。

デカパイの三原葉子がすばらしくカワイイのだが、彼女がバーでチンピラの下っ端と「悪魔のキーッス」を踊る場面の、見事なチープさ(笑) ラストで岩の上からライフルぶっ放すんだが、登場しても一瞬誰だかわかんないのは、石井輝男演出の妙。

タランティーノの『パルプ・フィクション』や『デス・プルーフ』は、新東宝のこのへんの映画に影響受けてるのが明白ですね。まぁ彼の映画オタクっぷりは今さら触れるまでもないんだけど。

★★★★★★☆☆☆☆

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