1961年/新東宝
監督:石井輝男
出演:吉田輝雄 三原葉子 三条魔子 池内淳子 細川俊夫 沖竜次
須藤登のカメラワークがすばらしい。特にラスト、椅子に縛り付けられた吉田輝雄と三原葉子が脱出する一連のシークエンスの編集とカメラは見事だ。
しかし、石井輝男は本当にセンスがいい。ほぼ全編に渡ってロケ撮影なのだが、低予算を逆手にとり、これが見事に当時の銀座~有楽町の様子を映し出している。日本のヌーヴェル・ヴァーグ?みたいなもんかな。
脚本も石井輝男の手によるもので、プロットの破綻はいかんともし難いが、そんなこと全然関係なく映画を楽しめてしまうのは演出家のウデだ。
★★★★★★☆☆☆☆
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