Les Amants de Montparnasse
1958年/フランス
監督:ジャック・ベッケル
出演:ジェラール・フィリップ アヌーク・エーメ リリー・パルマー リノ・ヴァンチュラ レア・パドヴァニ ジェラール・セティ
アヌーク・エーメの美しさはちょっと奇跡的だし、酒びたりで自堕落なモジリアニという役柄でも、内面から滲み出る気品を感じさせるジェラール・フィリップも素晴らしいのだが、なんといっても、画商モレルを演じるリノ・ヴァンチュラがいいです。この頃のフランス映画は、この俳優が居なかったら成立しなかったのでは?と思わせるまでの存在感。
モジリアニがカフェで絵を1枚5フランで売り歩く場面から、モレルがその死を看取り、馬車で絵の買い付けに急ぐまでの押し寄せるようなシークエンスが圧倒的。
★★★★★★★☆☆☆
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