2009年11月20日

天空の城ラピュタ

1986年/スタジオジブリ
監督:宮崎駿

宮崎アニメらしい飛翔と疾走のイメージの数々。そしてこの世界観。『風の谷のナウシカ』はもちろん『ルパン三世 カリオストロの城』にすら及ばないとはいえ、『ラピュタ』の映画内での登場人物のテンションと縦横無尽ぶりは、世界に冠たるに恥じない出来栄えと言えるだろう。何より、久石譲の音楽の素晴らしさ。

近年の作品こそ「巨匠」じみた画面作りが鼻につきこそすれ、宮崎駿は少なくとも80年代の日本映画を引っ張ってきた。日本映画界がほとんど壊滅状況のなかで、ひとり気を吐いてきたわけだ。今日の日本映画界の活況を、宮崎駿はどのように見ているのだろうか。

★★★★★★★☆☆☆

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