2009年11月30日

ダーティハリー

Dirty Harry
1971年/アメリカ
監督:ドン・シーゲル
出演:クリント・イーストウッド ハリー・ガーディノ アンディ・ロビンソン ジョン・ヴァーノン レニ・サントーニ ジョン・ラーチ

NHKのBS-2は、とにかくあらゆるジャンルの名作を放送してくれるなあ。もちろんCMなしのノーカット。受信料払ってないのに多少罪の意識を感じるところではあるw

さて、70年代アメリカ映画というのは、かつてないほどの多様性を見せた時代である。この『ダーティハリー』は俺が小学生のときに初めて淀川さんの「日曜洋画劇場」(山田康夫の吹き替え!)で観て、アメリカ映画の面白さというものをハッキリと実感した映画でもあった。そう、ドン・シーゲルとイーストウッドによって、アメリカ映画を発見させられたのだ。この映画を観た翌日、学校でイーストウッドの真似をして「ダーティハリー恭平だぜ!」とか言って粋がってたのが懐かしくも恥ずかしい(笑)

おそらく、本作とスピルバーグの『ジョーズ』そしてトビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』。この3本が、「面白さ」と大ヒットという「栄光」を同時に獲得した、幸運な70年代アメリカ映画のベスト3だと思う。

光と影の演出。横へ横への移動を始めとした映画内空間の造形。やっぱり技術的にもとても優れた映画だ。黒々と光るマグナム44の迫力と、前半でチンピラをいたぶるシーンとクライマックスのシンクロニシティ。そしてイーストウッドのヒロイックな人物造形。やはりこれは傑作でしょう。

目標の300本まであと25本! 12月で25本か。極端に仕事が忙しくならなければ何とか行けそうですな(汗

★★★★★★★★☆☆

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