2009年11月1日

トレインスポッティング

Trainspotting
1996年/イギリス
監督:ダニー・ボイル
出演:ユアン・マクレガー ユエン・ブルムナー ジョニー・リー・ミラー ロバート・カーライル ケリー・マクドナルド

ダメ人間のダメな生活を、ドラッグ、酒、セックス、暴力を織り交ぜて描いているが、とてもとても退屈な映画だ。ドラッグ絡みの映画はたくさんあるが、なぜか自分にはほとんど訴求しない。ソダーバーグの『トラフィック』とかもひどく退屈だった。

同じイギリス映画サブカルの先駆けである『時計じかけのオレンジ』の影響が明らかだが、偉大なる本家には遠く遠く及ばない駄作。天井を這う赤ん坊だって、傑作『エクソシスト3』の出来の悪いパクリにすぎないわけで。

正直言うと、冒頭、マクレガーが汚いトイレの便器に腕を突っ込む場面で、ぜんぜんノレなくなってしまったのも事実。カーライルがビールジョッキを投げつけて女性が血まみれになったりも、どうも下品だ。場面自体が下品なのではなく、演出や映像が下品だ。こういうのを「スタイリッシュ」な映画と言うらしい。「スタイリッシュ」ってなんなんだろ。

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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