2009年12月13日

女の歴史

1963年/東宝
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子 宝田明 仲代達也 山崎努 賀原夏子 淡路恵子 草笛光子 加東大介 藤原釜足

物語の優先性が本作では明らかになる。演出の不備とか脚本の綻びはあまり問題にはならないのだろうな。高峰秀子。そう、大した女優だ。こんな大作で実に大らかに「女の一生」を演じる。ストーリーの見事なリズムにただ、身を委ねていればいいのだ。義父が死ぬ。夫が死ぬ。そして息子が死ぬ。そうなのだ。この死のリズムだ。この死の120分超のリズムが日本映画には大事なのだと思う。

★★★★★★★☆☆☆

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