Cross of Iron
1975年/西ドイツ=イギリス
監督:サム・ペキンパー
出演:ジェームズ・コバーン マクシミリアン・シェル ジェームズ・メイソン センタ・バーガー デヴィッド・ワーナー
監督:サム・ペキンパー
出演:ジェームズ・コバーン マクシミリアン・シェル ジェームズ・メイソン センタ・バーガー デヴィッド・ワーナー
コバーンの部下がソビエト女兵に強制的にフェラチオさせ、チンポを噛み切られるシーン。これは男の普遍的な悪夢を具現化した場面であり、強烈に印象に残る。その後、他の女兵に集団リンチさせ嬲り殺しの目に遭うわけだが、ああなっちゃ死んだほうがマシな気もするな(汗)
無能で人間的にも最低な上官をマクシミリアン・シェルがねっとりと演じる。ラストでコバーンが彼をむりやり最前線に引っ張り出すも、銃弾の装填方法がわからずにオロオロ。それを見て大声で嘲笑するコバーンの笑い声にエンドクレジットが重なる。シェルがコバーンに殺されるラストを予想していたが、これは意外だったし、鮮明に脳裏に焼きつく。
コバーンのヒロイズムとダンディズム・・・つまりカッコよさが出色。ひとつひとつのカットがとても丹念に作られている。戦争映画の傑作と言っていいと思う。ただ、ペキンパー印のスローモーション演出がこの頃になると既に通過儀礼っぽくなっている印象があり、敵味方問わず兵士が打たれ死ぬカットでのスローモーションがやや鼻に付く。面白い映画であることに変わりはないけど。
★★★★★★★★☆☆
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