2009年3月15日

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

The Curious Case of Benjamin Button
2008年/アメリカ
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット ティルダ・スウィントン 
ジェイソン・フレミング イライアス・コティーズ

これではつまらない。志が低い。こういう、脚本だけで完結してるような映画は好きになれない。

ベンジャミンが戦争を終えてクイニーの元に帰ってくる場面、又は、トーマス・バトンが実の父親である場面を打ち明ける場面の、演出の放棄の仕方はどうなの? 手を抜いてるとしか思えん。カットを細かく割ればいいってもんじゃないだろう。

さらに、デイジーが湖畔で踊るシーンや、トーマスの死のシーン。おそらく劇作上かなり重要な場面を、ああいう情緒的なやり方で済ませてしまうのはハッキリ言って不快だ。

そもそも、生まれたときは老人で段々と若返ってくるという設定なら、もっといくらでも面白くしようがあっただろう。この内容で上映時間164分は犯罪だ。死ぬべし。

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

0 件のコメント:

コメントを投稿