Repulsion
1964年/イギリス
監督:ロマン・ポランスキー
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ イヴォンヌ・フルノー ジョン・フレイザー イアン・ヘンドリー パトリック・ワイマール
ヘンタイ監督ポランスキーの美少女虐待ドSムービー。最近は『戦場のピアニスト』とか真面目路線に行ってるけど、『テナント』『赤い航路』とか、こっち路線のほうが面白い監督だと思う。ま、13歳少女強姦でいまだにアメリカ本土には足を踏み入れられないらしいから、偏見かもしれんが、まともな人じゃないよね。
さて、映画のほうは、ドヌーヴ演じるキャロルをこれでもかと苛めまくる。華奢な処女に向けられるサディスティックな視線は、鶴田法男の『リング0 バースデイ』に通ずるものがあり、個人的には大好きなのだ。
中盤以降、加速度的にキャロルの精神が崩壊していくのだが、彼女の見る妄想=鮮烈なイメージ の積み重ねは圧倒的だ。部屋の壁が割れるイメージは、黒沢清の『叫』に流用されており、これがまた割れ方といい効果音といいほんとにソックリなのだ。アパートの奥にあるバスタブに沈めた死体を最後まで見せないことも、なかなかいい効果をあげていると思う。
集合写真でひとりだけ別のとこを見てる少女時代のキャロルの眼が怖い。
★★★★★★★★☆☆
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