Pale Rider
1985年/アメリカ
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリンド・イーストウッド マイケル・モリアーティ キャリー・スノッドグレス シドニー・ペニー リチャード・ダイサート クリストファー・ペン
牧師ガンマンは幽霊なのかな? それっぽいことが示されるカットがいくつかある。それを明らかにしないのはイーストウッドの照れによるものかはわからないが、「西部劇は死んだんだよ」という、彼なりのメッセージは感じた。
牧師が初登場、棒っきれでならず者たちを打ち倒すシーンの厳しさにゾクゾク。ラフッドを演じるリチャード・ダイサートのギョロ眼と甲高い声がイイ。こういうところでの自分の心の動きを観察すると、俺は本当にアメリカ映画が好きなんだなぁと、あらためて実感する。
ラストシーンには涙を禁じえない。物語に涙するのではなく、物語の「見せ方」に涙するのだ。『シェーン』の凡庸な画面設計にあくびした人間ならなおさら。
★★★★★★★★☆☆
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