2009年10月3日

ヘルハザード/禁断の黙示録

The Resurrected
1991年/アメリカ
監督:ダン・オバノン
出演:クリス・サランドン ジョン・テリー ジェーン・シベット

もうとにかくこの映画は、出来損ないクリーチャーの造形の気持ち悪さに尽きます。中世の場面、草むらに横たわった顔が半分欠けたクリーチャーがゴソゴソと蠢いているところ、更に、後半の地下室で腐り切って今にも崩れ落ちそうなグロテスクなクリーチャーが暴れまわるシーンは、映画史に残るだろう(嘘) あと、ラストでがい骨がムクムクと起き上がり、殺された相手からグチョグチョと血肉を吸収するシーンのインパクトは、トビー・フーパーの映画に通ずるものがあってなかなかよろしい。

サスペンス演出などにオバノンの才気と活力は感じられるのだが、ミもフタもないことを言ってしまえば、クリーチャーの気色悪さしか印象に残らない映画でもあります。ラヴクラフトを忠実に映画化しようとしたオバノンをはじめとした製作スタッフの志に免じて星6つです。

★★★★★★☆☆☆☆

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