Minoritiy Report
2002年/アメリカ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ コリン・ファレル マックス・フォン・シドー サマンサ・モートン ロイス・スミス ピーター・ストーメア
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ コリン・ファレル マックス・フォン・シドー サマンサ・モートン ロイス・スミス ピーター・ストーメア
中盤からの展開は完璧にフィルム・ノワールだなこれは(笑) 裏通りのやさぐれた雰囲気で展開される追いつ追われつの展開とかがとても面白い。前半はどうもダラダラした展開だったが(『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』を想起させるダラダラ感)、半ば以降のスピード感はとてもイイと思います。あと、ブリコグ(もちろん主にアガサ)の禍々しさなんかも、もちろんとても映画的で素晴らしい。
ここまで判りやすい映画は好きですよ。コリン・ファレルをシドーが一瞬にして射殺する場面の唐突さとか、眼科医のストーメアとその相棒(なぜかトムのケツを触りまくる)とトムのやり取りなんかとても面白い。なんだかんだ言ってもやっぱりスピルバーグは上手だよ。
やっぱり70年代中盤以降のアメリカ映画はある意味、スピに支えられた部分もとても大きいと思うんだよね。実は悪役のお偉いさんにマックス・フォン・シドーを持ってきたり、予知夢の中の殺される女が『サスペリア』のジェシカ・ハーパーだったり、やっぱ”そういう”ジャンルにスピルバーグは興味があるんだろうなぁ。でも真正面からそういう映画に取り組めないところが「巨匠」のつらいところではあるが。
おいおまえら、もっとスピルバーグを評価しようや。・・・というより、2040~2050年代の映画ファンは、スピを物凄く見直してるような気がします・・・なんとなくですが。
★★★★★★★☆☆☆
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