2009年7月5日

キル・ビル

Kill Bill: Vol.1
2003年/アメリカ
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン ルーシー・リュー デヴィッド・キャラダイン 
ダリル・ハンナ 栗山千明 千葉真一 マイケル・マドセン

初公開以来、2度目の観賞。

しかしまぁ、『デス・プルーフinグラインドハウス』といいこれといい、メジャー資本でよくこんな企画通せますなタラちゃんは。自分の欲望とマーケットを一致させる、稀代の幸福な映画人です。

オーレン・イシイの幼少時代をすべて劇画でやっちゃったりしてて、それはさすがにどうなの?と思うわけだが、まあ青葉屋でのチャンバラシーンがあるんで、全体として許せるレベル。”ゴーゴー夕張”栗山千明の冷たい眼と立ち振る舞いは完全にユマ・サーマンを食ってる。やっぱこの子すげー女優だな。

サーマンとルーシー・リューが対峙する場面でむりやり日本語を話すのはかなりの違和感を覚えるし、だいいち、日本人が日本語を話す場面も録音の状況が悪いのか役者の滑舌が悪いのか、何言ってるかわからん。まあ日本語に日本語スーパーつけろって注文すんのも哀しいが・・・

タランティーノは『パルプ・フィクション』で何をどう間違えたのかカンヌでパルムドールを獲ったおかげで、今んとこは好き勝手やれてますね。(余談だが当時のカンヌ映画祭の審査委員長はクリント・イーストウッド。) でもさ、そろそろちゃんとした映画撮らないとヤバイんじゃないの?

そういえばデヴィッド・キャラダイン、こないだ亡くなってましたね。

★★★★☆☆☆☆☆☆

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