2009年7月20日

セーラー服と機関銃

1981年/角川書店
監督:相米慎二
出演:薬師丸ひろ子 渡瀬恒彦 風祭ゆき 柄本明 大門正明 
林家しん平 酒井敏也 三國連太郎

登場シーンでブリッジをやらせて生の腹を見せ、さらにはクレーンで吊り上げてセメントまみれにし、屍と化した渡瀬の唇にキスをさせる。アイドル全盛期の薬師丸にこんなことをやらせる演出家こそ貴重だ。 角川のアイドル映画という括りの中で、必死に「映画」を撮ろうとする相米の姿勢には感服するしかない。

あとはなんといっても、両足を地雷で失った(と、騙る。意味わからんけど)三國連太郎のキャラクタライゼーションが圧倒的じゃないか。トビー・フーパーの映画に出てきそうなキチガイぶりを見せている。柄本明も相変わらず不気味で透明な雰囲気を漂わせている。

有名な、薬師丸が機関銃ブッ放して「カイカン・・・」と呟くシーンだが、改めて見てみると、アフレコの声と口の動きがぜんぜん合っていないw 見せ場なんだからそこはちゃんとしろよな。

★★★★★★★★☆☆

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