監督:鶴田法男
出演:木村佳乃 ダニエル・ギリス 石橋凌 蜷川みほ
前半のダラダラ感、特にギリス演じる弁護士が石橋に呼び出されて新宿から夢浜マリーナまで行くくだりの果てしないダラダラ感はかなり見ててしんどい。「これはキツいなあ・・・」と思っていたら、さらにヨットの中でのやり取りやキレのない切り返しに辟易する。
短編TVドラマなどにおいて日常の中の恐怖演出に定評のある鶴田法男だが、長編映画の演出となると途端に切れ味が鈍る。『リング0 ~バースデイ~』は好きな映画だが、『案山子』や『予言』『おろち』、そして本作の果てしないダラダラ感はどうしたことか。
ナオミの霊の佇まいや動きは、もう完全に『呪怨』のカヤコそのまんま。ギリスが石橋の腕と格闘する場面も、『死霊のはらわた2』へのオマージュか。過去の映画に敬意を捧げるのは結構だが、何か目新しいことをやってくれないと面白くない。
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
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