The Curse of Frankenstein
1957年/イギリス
監督:テレンス・フィッシャー
出演:ピーター・カッシング ヘイゼル・コート ロバート・アークハート クリストファー・リー
こちらは『吸血鬼ドラキュラ』の前に撮られた、ハマーフィルムのホラーシリーズ第1弾とも言うべき作品。50年前の、しかも当時としてはイロモノ映画だったんだろうが、きっちり作られていて好感が持てる。
しかし、個人的にドラキュラと比べてフランケンシュタインものが今ひとつ好きになれないのは、やはりフランケンシュタイン博士はマッドドクターではあっても「人間」であって、「死者」であるドラキュラとは一線を画してしまうから。本作でも、リーが演じた人造人間はあくまで添え物的な扱いで、フランケンシュタインのイカれた突っ走りぶりと、それを取り巻く家庭教師や婚約者との愛憎ドラマが軸となっている。
ラストの追走劇とアクション描写など、映画として丁寧に作りこまれているが、やはりドラキュラを観てしまったあとだとやや落ちるかな。
★★★★★☆☆☆☆☆
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