Dear Wendy
2005年/デンマーク=フランス=ドイツ=イギリス
監督:トマス・ヴィンターベア
出演:ジェイミー・ベル ビル・プルマン マイケル・アンガラノ クリス・オーウェン アリソン・ピル
前半はナレーションだらけ。ナレーション、ナレーションの嵐。物語はとても単純なのに主人公の心象風景や状況を説明するナレーションで溢れかえる。いったいいつになったら映画が動き出すのか? 見てるほうはイライラすることこの上なし。これはフォン・トリアーの脚本がそうなっているのか? 考えてみれば『ドッグヴィル』や『マンダレイ』もそうだったな。
てなわけで、フォン・トリアー印がかなり深く刻印されているので相変わらずのアメリカ批判、銃批判っぽいアイロニーが鼻につくが、ラストの銃撃戦のアクションはなかなか見ごたえがあった。スーザンが店の中でいきなりオッパイ丸出しにしたり、黒人のおばさんがデカイ鞄から散弾銃を取り出していきなり保安官を正面から撃ったり、ああいう「うおっ!」っとなる演出は好きである。トマス・ヴィンターベアという人にはちょっと注目してみよう。
★★★★★☆☆☆☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿