2009年8月11日

スリザー

Slither
2006年/アメリカ
監督:ジェームズ・ガン
出演:ネイサン・フィリオン エリザベス・バンクス マイケル・ルーカー 
グレッグ・ヘンリー ブレンダ・ジェームズ

最初は『遊星からの物体X』か『デッドリー・スポーン』のノリで、途中で『フロム・ビヨンド』と『ヘル・レイザー』の融合に変わったと思ったら、『シーバーズ/人食い生物の島』と『ゾンビ』が出てくる展開になるも、最後はまた『物体X』で締めるという、SF・ホラーファンのツボをしっかり押さえた展開。俺のようなジャンルファンにはとても楽しめるのだが、果たして一般的な観客はついて来るのだろうかと不安になってくるぞw 過去の作品を焼き直しただけという印象は拭えず、映画として平均点以上のデキではない。

とにかく、イカとかタコとかナマコとか蛆虫とかそんな生物をカリカチュアしたようなクリーチャーがたくさん出てくるのだが、聞けばジェームズ・ガンはあのトロマ社の出身なんだそうで・・・w 身体の正面から真っぷたつに引き裂かれて内臓がデロデロと流れてくるシーンや、身体中にワームを溜め込んで肥大化した腹が爆発して、そのワームが無数に飛び出してくる場面など、ゴアシーンもなかなか頑張っている。田舎町とはいえ、悲惨な惨劇が立て続けに起こってもなんとなく牧歌的な雰囲気が漂っているが、それも含めて作り手の狙いなんでしょう。

★★★★★☆☆☆☆☆

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