The Thing(From Another World)
1951年/アメリカ
監督:クリスチャン・ネイビー
出演:ケネス・トビー マーガレット・シェリダン ロバート・コーンスウェイト
監督:クリスチャン・ネイビー
出演:ケネス・トビー マーガレット・シェリダン ロバート・コーンスウェイト
1950年代のアメリカといえば、ビミョーな空想科学描写を配したSF映画が流行っていたときなので、こんな映画は画期的だっただろう。しかし、異星からの怪物が攻めて来てるというのに、こののんびりした雰囲気はいったいどうしたことか。牧歌的なムードにも程がある。ジョークを飛ばしている場合じゃない。又、登場人物が「打ち合わせる」シーンがあまりにも多いせいか、映画全体に緊迫感がない。これはこういう映画においては致命的じゃあるまいか? 物体Xの登場場面に至っては、完全にギミック演出に堕し、面白くもなんともない。
ジョン・カーペンターの手による傑作リメイク版『遊星からの物体X』に比べると、あまりにも無惨な出来。
★★★☆☆☆☆☆☆☆
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