1966年/東宝
監督:成瀬巳喜男
出演:小林桂樹 新珠三千代 三橋達也 若林映子 草舟光子 加東大介 黒沢年男 稲葉義男 長岡輝子
またここでもどうしようもなく詰まらない「火サス」のような脚本を、なんとか纏め上げようという成瀬の苦心が窺える。全体にアクターズディレクションが散漫であまり出来が良くないと思うけども、新珠三千代が夫のウイスキーに毒を入れて殺害しようと決心する、静かな表情の演技と落ち着いた演出が素晴らしいと思う。ちょっと後半のスローモーな展開と演出がダルかっただけに、あれで一気に目が覚めた。
若林映子という女優は初めて見たが、なかなか日本人離れした顔とスタイルをしている。ちょっと追いかけてみようかな。
★★★★☆☆☆☆☆☆
0 件のコメント:
コメントを投稿