2009年5月18日

女は女である

Une Femme est Une Femme
1961年/フランス
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:アンナ・カリーナ ジャン=クロード・ブリアリ ジャン=ポール・ベルモンド 
マリー・デュボワ ジャンヌ・モロー カトリーヌ・ドモンジョ

何度観ても、もう最初から最後までニヤニヤしっぱなし。アンナ・カリーナもチャーミングだが、映画自体がとてもチャーミング。ゴダールにこんな映画がふつうに撮れるのだ!

カリーナの部屋の家具の色使いが、なんかもう、女性向けの雑誌からそのまま抜け出してきたようなパステルカラー。しかし、昨今のくすんだような画面の色を見てると、この映画のカラーはいろんな意味で新鮮だ。なんか、映画らしい色、というか・・・。良いシーンが無数にあるけど、深夜のレストランでカリーナとベルモンドが並んで座ってワインを飲んでおしゃべりする場面が最高です。あの座り方ならカットバックする必要がないもんなぁ。

ベルモンドの台詞「早く帰ってテレビで『勝手にしやがれ』を観たい」には思わず吹き出してしまったw ジャンヌ・モローがチョイ役でカフェに登場。観てるほうは「あ、ジャンヌ・モローだ・・・」と呟いてしまう。アズナヴールの挿入歌がタイミングといい、音量といい、もう本当に絶妙。

★★★★★★★★★☆

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